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代表 あいさつ
低迷が続くEU、アメリカそして日本といったかつての先進国経済は、中国、韓国やインド、ブラジルに代表される新興勢力の経済との相互依存関係を深めています。そしてこのような変化は急激な経済のグローバル化とともに、企業経営の環境にも劇的な変化をもたらしています。
このような変化の中で、今日企業が生き残っていく為には、
- 変化を先取りした精緻で絞り込まれた戦略を持つことと、
- 経営者と社員との間に「感情的な絆」を作り出すことにより、彼ら/彼女らの目標・戦略の実現の為のパッショネートなコミットメントを確保すること、
が不可欠です。
このような確信はグローバル企業4社のトップを務めた私が、カーネル・サンダース(KFC)/ロジャー・エンリコ(ペプシコーラ)/フィル・ナイト(ナイキ)/ベルナール・アルノー(LVMH)といった企業家精神あふれる地球ブランドの創業者や中興の祖からの学びと、そして自身で実践してきた経営の中から生まれました。そして同じような考えを共有する仲間たちと、これを「ジャイロ経営」と呼ぶことにしたのです。
私の恩師J.C.アベグレンは日本企業の国際競争力の源泉は、後に日本経営の3種の神器(終身雇用、年功序列、企業内組合)とよばれた会社と社員の生涯にわたるコミットメントに在ると指摘しました。しかしグローバル化の進行と厳しい経営環境の変化は、成果主義の導入や人材の流動化をもたらし、多くの日本の企業にとって、今や新たなコミットメントの形態が求められています。
そして更に、今日の会社経営に於いては、先見性と説得力を有するグローバル人材による、創造的で迅速な行動力を伴った貢献が益々重要になりつつあります。この意味から、会社の目標・戦略の論理的な理解にとどまらず、その実現にパッションを持って挑戦する社員は成否の鍵となるのです。
このような問題を、単に概念としてではなく、「ジャイロ調査」や「WACC診断」のような独自の調査・分析手法と研修・指導のシステムとして開発・実践することにより、企業の組織力の活性化を実現してゆくことが、私たちの“志”なのです。